練習内容

真延流剣術の中では殺陣のクラスも練習方法は

殆ど同じメニューとなります。

それは、双方とも剣術の基本が必要だからです。

 

ただ違うのは、実戦剣術の方は乱取りを

メインで練習し、殺陣クラスの方は、

殺陣をメインで練習すると言うことです。

素振り稽古

素振り稽古とは、剣術において最も基本的で

重要な練習方法であり、真延流では

「基本の七斬」として以下の斬り方を

最初に習います。


◎基本の七斬

・袈裟斬り

・逆袈裟

・胴薙ぎ払い

・逆胴薙ぎ払い

・足払い

・逆足払い

・正面打ち下ろし

打ち込み稽古

打ち込み稽古とは、木刀を用いて

相手に打ち込んだり、それを冷静に

受け止めたりする練習です。

 

初めはゆっくりと打ち込んで、目を慣らし、

それぞれの段位・級に応じて段々

打ち込み速度を上げていきます。

 

この練習により、正確な打ち込みと受けの形を

形成すると共に、恐怖心を薄らげていきます。

移動打ち込み稽古

移動式打ち込み稽古は、

真延流ならではの稽古方法です。

 

狭い空間で移動しながら打ち込みを

していくには、移動の際の足捌き、体重移動、

空間認識、正確な打ち込み、そして間違えて

味方を斬らないようにする為の

刃先の管理が必要となってきます。

 

この稽古は、危険を伴う練習ではありますが、

その分、型だけのお座敷剣術には無い、

実戦剣術で必要な様々な事を学べる

練習方法となっています。

乱取り稽古

袋刀を用いての乱取り稽古です。

基本的には寸止めでおこないます。


いくら寸止めと言えども

防具無しで打ち合うのは恐怖を伴うので、

どうしても恐怖感が伴います。

ですので、始めはゆっくりとした速度で

打ち合い、目や感覚を慣らしていくことが

大事です。

 

また、竹刀や木刀と比べ真剣に近い重さのある

袋刀では、剣道や剣術の動きをすることが

難しく、真剣で戦う為の体捌きが要求されます。

殺陣練習

木刀を使った殺陣の練習です。

見ての通り、打ち込む順番を決めずに

アドリブだけで殺陣をしています。


もはやこれを殺陣と呼ぶのかは判りませんが、

剣術の練度を上げていけばこの程度の事は

出来ますし、この程度の実力があれば、

順番を決めた殺陣をした際に、

迫力のある殺陣をする事が出来ます。